アイデンティティ

たまにはジュエリー以外のことを。

久しぶりに小林賢太郎さんの舞台を観てきました。
彼のことは大学時代に「ラーメンズ」を知ってから15年近くのファンですが、彼のつくりだす世界にはいまだに魅了され続けています。
彼の活動は「ラーメンズ」「Potsunen」「K.K.P(小林賢太郎演劇作品)」とありますが、今回は「K.K.P」。
「ノケモノノケモノ」という作品でした。

まずは演出。
いつも余計なもののないシンプルな中にインパクトのある演出が魅力的なのですが、今回は蛇腹のような大きなパネルに手描きの絵を投影して、その蛇腹が動いたり絵が変わったりすることで舞台の背景を変える演出。
アナログなのかデジタルなのか
2次元なのか3次元なのか
いくらでもデジタル処理できてしまう現代で、あえて手描きの絵の温かさもあり、まるで仕掛け絵本を見ているような感じでした。
平面でありながら奥行きが感じられ、どんどんどんどん引き込まれていきました。

ストーリーは「創造主がいきものをつくっている世界に迷い込んでしまった男の人が自分を見つめ直していく」という文字にするととても平凡なファンタジーに聞こえてしまうのですが、
わかりやすい内容でありながら最後はやはりこちらに問いかけてくるような、奥の深いお話でした。
基本的にはコントなのに、アイデンティティやいきものの尊厳を考えさせられました。
本当にすばらしかったです。
感動する類のストーリーではないのですが、心に響いて涙が出ました。
いつ観ても何度観ても、その度にグレードアップしている彼の作品に心から尊敬の念を抱きます。
彼にしか創りだせないものを創っている、そのことにものすごい憧れを感じます。

ごちそうさまでした。

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              会場の天王洲銀河劇場もすてき。
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by golden_syrup | 2014-05-30 18:28 | 日々のこと  

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